症状について

         

症状について

あなたの腰痛はどのタイプですか?

このような症状で悩んでいませんか?

  • 前かがみがつらい
  • 捻るのがつらい
  • 伸ばすのがつらい
  • 椅子から立ち上がる時がつらい
  • 足を上げるのがつらい
  • 仰向けで寝られない
  • 寝返りがつらい
  • 長時間座っているとつらい
  • 長時間立っているとつらい
  • 5分も歩くとつらくて休みたくなる

痛みの部位

腰痛の部位は3つに分類できます

腰痛の3タイプと鍼灸治療

             

1. 筋・筋膜性腰痛

急性症状

筋筋膜性腰痛

重い物を持ち上げた時や体を捻った時に突然起こるぎっくり腰。疼痛のため歩くこともままならないものや、その時は「痛い!」と思ってもその場では動けるしそれほどでもなく、就寝し翌日起床のとき痛くて起き上がれないタイプなどあります。これは、腰・背中の筋肉や筋膜が無理に伸ばされ部分的に断裂(肉離れ)し炎症が起こったものです。筋肉の痛みですので残念ながらレントゲンでは痛みの原因を発見する事が出来ません。

筋筋膜性腰痛

慢性症状

筋筋膜性腰痛

急性症状を我慢してしまうと慢性化してしまいます。筋肉や筋膜が固くなるとその中を流れている血管が圧迫されて血液の循環が悪くなり痛みを常に引き起こします。

筋筋膜性腰痛

2. 椎間関節性腰痛

腰の下方や下外側に痛みを感じます。

急性症状(椎間関節捻挫)

椎間関節性腰痛

ぎっくり腰としてもっともポピュラーな腰痛です。重い物よりどちらかと言うと軽い物を前かがみで不安定な姿勢で持ち上げようとしたときなどに突然ギクッという感覚とともに痛みを生じます。腰の骨と骨のつながりが一瞬ずれてしまうことにより脱臼のような症状が起こり炎症や内出血、靭帯等の部分断裂が原因による痛みが起こります。これも、筋肉の痛み同様レントゲンでは痛みの原因を発見することができません。

椎間関節性腰痛

慢性症状(椎間関節症)

加齢による腰椎(腰の骨)の変形を基に発症します。腰椎と腰椎の間にあるクッションを椎間板と言います。本来、椎間板はクッション性があり体の衝撃を吸収する役割をしていますが、中高年になるとこの椎間板が薄くなったり部分的に消失したりします。そこで腰を前に曲げたり骨盤を後傾(骨盤を後ろに倒すような姿勢)したりするとクッション性が無くなった椎間板に強い負担がかかり強い痛みが出ます。この腰痛は、起床時や動作開始時に痛みが強く、しばらく動いていると緩和することが多いです。これはレントゲンで確認することができます。

3. 複合型

1の筋・筋膜性と2の椎間関節性が重複する腰痛です。

当院でよく遭遇する腰痛の種類

筋筋膜性腰痛

ぎっくり腰などに多く、腰の上方や上外側に痛みを感じます。重いものを持ったことや体を捻ることで起こり、痛みのため歩けなくなったりします。筋肉や筋膜の炎症により発症します。腰の捻挫です。また、受傷時はそれほどでなくとも、就寝して翌朝の起床時に痛みだすことがよくあります。

慢性腰痛

             

腰に痛みを感じてから3カ月以上経過しているものを「慢性腰痛」と呼びます。慢性腰痛の原因となる疾患には、脊柱管狭さく症や椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、骨粗しょう症などがあり、不良な姿勢や蓄積された疲労、運動不足、肥満などから慢性の腰痛が起こることもあります。筋肉が疲労し、コリを作って血流を障害することにより発症します。逆に、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症があっても、必ず腰痛が起こるわけではありません。痛みが長引く理由として例えば、腰痛があるために、あるいは痛みへの不安から長期間体を動かさずに不自然な姿勢を続けていると、筋肉が硬直してかえって腰痛を長引かせることになります。はっきりした原因が見当たらず、検査してもなんら異常がないというケースも少なくありません。

椎間関節性腰痛

椎間関節部に腰痛の原因が存在するものを総称して椎間関節性腰痛と呼びます。ぎっくり腰の代表的な原因でもあります。重いものを前かがみの姿勢で持ち上げた時に突然ギクッとなり腰痛で動けなくなったりします。背骨付近に強い痛みを感じることが多しです。

椎間板ヘルニア

腰椎の椎間板が飛び出し神経を圧迫することにより腰痛が発症します。立っているとすぐ辛くなったり、椅子に腰掛けているのが辛くなります。また、坐骨神経痛の原因にもなります。

変形性脊椎症

加齢により椎間板の変性や椎体の変形により背筋が疲労を起こし腰痛が発症します。40歳以上の方に多い慢性腰痛です。痛みは激しくなく、安静にしていればさほど痛まないが、起床時の腰のこわばりや同じ姿勢のあとの動作開始時に痛くなり、しばらく動いていると軽減されます

脊椎すべり症

椎体が正常な位置から前方に移動している状態をいいます。腰椎の前弯が強いために疼痛部位の椎間関節や筋肉などが腰痛を引き起こしていると考えられます。

骨粗しょう症・脊椎圧迫骨折

骨粗しょう症が基盤となり、立ち上がったり、前かがみ、物を持ち上げる動作なので椎体が圧迫骨折を起こすことにより腰痛が発症します。骨折した部位より下のほうで痛みが出現します。起き上がりや寝る動作などで痛みがでます。

腰痛だけど「レントゲン・MRIでは異常なし」と診断された!

             

ぎっくり腰などの急な腰痛を患った時、まず整形外科を受診する方が多いと思います。 ではなぜ初めに整形外科を受診するのか?それは骨に異常があると大変なので、レントゲンを撮って診ていただくためだと思います。大多数の患者様は、レントゲンは腰の骨の状態を見るものということは理解されています。

例えば、レントゲンで分かる疾患として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、圧迫骨折、脊椎分離すべり症などが挙げられます。

               

レントゲン検査の結果、骨に異常が見当たらない場合、病院では「筋肉の炎症です」と患者様に告げ「シップと痛み止めの薬」を処方します。(ちなみに、ぎっくり腰とは正式には「腰椎捻挫」や「腰部筋筋膜炎」のことを表し、腰部をひねったりして腰部にある筋肉や筋膜に炎症が起こる事を言います。)

               
               

しかし、一週間経っても二週間経っても痛みが引かないと不安になり、更に詳しく検査してもらうためにMRIを撮ります。

         

MRIでも異常が見当たりませんでした。二週間も経っているのに何故まだ痛いのか、まだ筋肉に炎症があるのか不安になります。通常二週間も経てば炎症は治まります。しかし、炎症が治まっても痛みが続く場合を慢性化腰痛といいます。

腰痛が慢性化する背景

痛みが慢性化する背景には、「筋肉」や「神経」、「脳」がかかわっています。

例えば、腰痛があるために、あるいは痛みへの不安から長期間体を動かさずに不自然な姿勢を続けていると、筋肉が硬直して循環障害が起こりかえって腰痛を長引かせることになります。

さらにストレスや不安、抑うつなどの心理的な要因が痛みを長引かせることもあります。

ぎっくり腰や慢性腰痛等のレントゲンに映らない症状の多くは、主に筋肉または関節などが原因で見えにくくなるのです。

腰にはたくさんの筋肉があります。これらの筋肉が硬くなったり炎症を起こすことで腰痛が起きます。

腰痛を起こす主な筋肉

【腰の筋肉】・多裂筋・脊柱起立筋・腰方形筋・大腰筋
【お尻の筋肉】・梨状筋・大殿筋・中殿筋・小殿筋

これを「筋・筋膜性腰痛」といいます。その他、背骨にある関節が炎症を起こす「椎間関節性腰痛」なども原因として考えられます。

「レントゲンで異常なし」の筋・筋膜性腰痛には、鍼灸治療が効果的

当院では、まず脈診をして体全体の自然治癒力を引き出す治療を行います。

その後、トリガーポイントと筋膜リリースの両側面から根治の治療を目指します!

当院では患者様にしっかり問診をし、動作検査を行い、どの筋肉のトリガーポイントが原因なのかを精査し、痛みの根本治療を行っています。

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症状別の原因と当院での鍼灸治療

ぎっくり腰や慢性的な腰痛で、このように言う方がいらっしゃいます。「マッサージしても改善しない」 「椅子から立ち上がるときに腰を伸ばしにくい」 「腰を押しても痛いところが分からない」  「寝返りをすると痛い」 「腰の奥の方(深部)が痛い、だるい」「 横向きで、膝を抱えると楽に寝られる」 「腰が伸びない」 「長時間立っていると腰が重だるくなってくる」「長時間座ることが多い」 「腰が抜けるような感じ・・・」

その原因は、「大腰筋(だいようきん)」です!

大腰筋はインナーマッスルと言われ、腰の深部にある筋肉で、姿勢の維持や下半身の動きとすごく関係しています。
この筋肉がうまく働かないと、上記のような症状が出ます。このような場合は、鍼治療がとても効果的です。 マッサージや指圧では届かないインナーマッスルである大腰筋へ鍼は直接アプローチすることができます。
上記のような症状でお悩みの方は、ぜひ鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか?

         
           

大腰筋が原因の実際の症例

1.ぎっくり腰から始まった腰痛

【患者】78歳 女性 主婦 国分寺市在住
【主訴】右側の腰の痛み
【原因】3/15ゴミ袋の中身を押し込もうと右足を持ち上げた際、腰に激痛が走り、ぎっくり腰になった。昨日は痛みのあまり、横向きでずっと身体を丸めて寝ていた。痛くて体が斜めになり腰が伸ばせない。

● 鍼灸施術の経過

・3/17 第1回目 鍼灸施術を開始。
・3/18 第2回目 昨日よりは腰を伸ばして来院
・3/20 第3回目 前回の治療の晩に少し強い痛みがでたが翌日は楽になった。
・3/24 第4回目 残り3割ほどとなり腰は真っ直ぐに伸ばせるようになった。しかし、寝返りがまだ痛い。
・3/30 第5回目 寝返りの痛みも消失し終了とした。

鍼灸施術前の痛みを10として、患者さん本人がその10の痛みから比較して鍼灸施術後の痛みがどのくらいであるかを数値化したグラフ。

2.特に原因が無く徐々に痛くなり 数か月後に寝たきりになってしまった腰痛

【患者】81歳 男性  立川市在住
【主訴】左側の腰の痛みと左足全体のしびれで歩くことも寝返りすら一人ではできない状態
【原因】不明。しかし、話をよくお伺いすると絵を描くこと好きで、日に3・4時間座りっぱなしの事もよくあること。 長時間座っていることにより大腰筋が収縮してこわばり痛みが出たものと推測される。
色々な病院でレントゲンやMRIなど内科的にも精密検査をやられたが異常なしとのこと。

・1/19 第1回目 往診にて鍼灸施術を開始。寝返り不能。
・1/22 第2回目 変化なし
・1/25 第3回目 変化なし
・1/28 第4回目 寝返りが一人でできるようになってきた
・1/31 第5回目 寝返りのスピードが速くなってきた
・2/3 第6回目 立ち上がる事ができた
・2/6 第7回目 椅子に座る事ができた(大腰筋の腰痛は立っていることより椅子に座っている方が辛い)
・2/10 ~3/31 まで週2回のペースで施術を続けた結果、腰の痛みはほとんどなくなり外出が出来るようになった。
※現在は予防のため2週間に1度のペースで鍼灸施術を行っている

※このように痛みが激しい場合、自覚症状として最初の数回は変化が感じられないことがありますが、 筋肉の状態は確実に回復しています。この患者様は焦らず諦めずに治療を続けた結果、以前のように回復することが出来た例です。

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